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ランカシャー 

ランカシャーは、イングランドの北西部ランカシャーのビーコンフェルは酪農地帯で、古くから酪農が盛んに行われており、その農家で作られていたチーズです。

昔は貧しく一軒の農家が所有する牛が少なく、一回の搾乳でチーズを製造することができなかった為、搾乳ごとにカードをまとめて製造していました。50年以上前から守られてきたレシピで、熟成の異なる3つのカードに2.5%の塩を加え、粉砕後型に入れてプレスします。水分の少ないカードは崩れやすいため、2日間かけてじっくりとプレスします。伝統的なランカシャーは、包帯を巻きラードを塗って熟成させます。

熟成が3~4週間のものは滑らかでさわやかな酸味とバターのような濃厚さが感じられます。自然の乳酸菌が働いてさわやかな酸味と特有な香りが広がります。10か月以上熟成させたものはピリッとした刺激と個性的な味が強まります。

イギリスの冒険小説「宝島」の中で、ベン・ガンが毎晩のように夢見たチーズです。形はチェダーチーズに似ていますが、味はさっぱりしていてマイルドで、コクと塩味と酸味で、個性的な味わいになっています。

種類:セミハード
原料乳:牛。
産地:イギリス・ランカシャー
固形分中脂肪分:最低48%
季節:年間

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