マロワル

マロワルは、北フランスのベルギーとの国境まで約30kmの町マロワールが産地。1000年以上の歴史を持ち、マロワルのあるティエラッシュ地方の修道院の修道僧が作ったのが始まり。歴代のフランス王の中にもこのチーズのファンが多く、アンリ4世は特にお気に入りで、人々から”マロワールの傑作”とたたえられていました。

地下の洞窟で熟成させていたことから、自然発生酵素によって表皮が薄いオレンジ色になっていましたが、現在は衛生管理の行き届いた熟成室で赤い酵素を添加して色づけされています。個性的で独特の強いにおいや味、塩気があります。サイズは700gという最大のものから、1/4のカールまであり、日本で見られるのはカールです。 また、北フランスのお総菜屋さんには、このチーズを使った「タルト・フラッシュ」が有名。型にブリオッシュ生地かパイシートを引き、スライスしたマロワル、塩コショウをした生クリームと牛乳卵を入れ、220度のオーブンで30分ほど焼き上げます。マロワルは焼くことで優しい味わいになります。

種類:ウォッシュ
原料乳:牛
原産地:フランス・ティエラシュ地方
固形分中脂肪分:最低45%
季節:夏~冬

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