モルビエ  

モルビエは、フランスのスイスとの国境に近いコンテ地方の”モルビエの谷”で作られているチーズです。この地方では、「コンテ」の産地で有名で、農家の方々が凝乳(カード)を持ち寄って共同でコンテを生産していました。その時に余った凝乳や 冬場雪深い時期に酪農場までカードを持っていけなかったため、家でつくったのがモルビエです。

モルビエの特徴は中央に水平に入っている1本の黒いライン。これは、ススで食べても安心な植物性食品添加炭が使われています。自宅でチーズを作る際、カードが足らず、作ったチーズに鍋の底のススを虫除けのため振り掛け、翌日新たにカードを足して作りました。

今はススを使う必要はなくなったのですが、黒いラインの入ったチーズという伝統的なスタイルを守るためそのラインは残っています。

熟成が進みすぎると香りと味わいが落ちてしまうため、程よい甘みのあるうちに食べきってしまうのがおすすめです。

種類:セミハード
原料乳:牛
産地:フランス・フランシュ=コンテ地方
固形分中脂肪分:最低45%
季節:夏~冬

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